まずは仕掛けから黒鯛チヌ落とし込みヘチ釣りを始めよう 入門編

初心者の方へ贈る黒鯛(チヌ)の、落とし込み釣りとヘチ釣りの紹介

初心者でもチヌの釣れる時期と習性仕掛けがわかれば、より釣りやすくなります。

釣り方はとっても簡単、岸壁の際(20㎝以内)に自然(軽い錘で)に餌を落として黒鯛を釣り上げていきます。

さて、どんな仕掛けでチヌを釣るのでしょうか。

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目次

目印を使ったチヌの落とし込み釣り

まずは、こちらの動画、目印のアタリを捉えた動画となっております。

画像クリックで別窓で動画が再生されます。

チヌが浮いている時期 主に6月~9月の主力になる釣り方です。

チヌ落とし込み釣り仕掛け

目印仕掛け(全長2.5m~3m程度)という発砲シートを海面に浮かべて、その動きでアタリを取るのが「落とし込み釣り」と言われております。

竿~道糸~目印~ハリス~ガン玉~針という順番で成り立っています。

ふくまる大将が実際に使っている物を紹介します。

チヌ落とし込み釣りの道糸

ナイロンライン 2.5号

この道糸はマーカー付きなので、どれだけ道糸が出たかわかりやすくなっております。

目印仕掛け

自作の目印仕掛けを使っております。
買うと結構いいお値段がするので、ガッツリはまった!って方は絶対に作った方が良いです。

落とし込み釣り目印仕掛けの作り方

初心者の方にいきなり自作はハードルが高いと思うので、市販の目印仕掛けでやってみるのがよいと思います。

落とし込み釣り ハリス

ハリスはフロロカーボン1.2号~1.5号を使っております。
長さは80㎝~1mとればOKです。

初心者の方は上記の1.5号が良いと思います。

落とし込み釣り 針とガン玉

チヌ針1号~3号を使っております。

使い分けとしては、まずは2号で始めて、アタリがあるけど、乗らないって時は針のサイズを下げて1号にしたり、餌のイガイやカニが大きい時は、3号にしたりします。

基本的に2号を基準に考えれば良いと思います。

がまかつの針はこの業界で一番の出来だと思っております。

価格は少し高いですが、刺さりが良く、錆びに強く、しいては強度も抜群!

太刀魚釣りや、ルアーフィッシングにおいても、がまかつの針を使用し、絶対の信頼を置く針です。

ガン玉

落とし込み釣りで主に使うガン玉の重さが、G5(5号)~2B

基本はG2(2号)を使用し、風が強くやりにくい時は重くし、アタリが無い時ほど軽くします。

どんな物でも構いませんが、上記の、やわらかオモリが使いやすいかと思います。

チヌ落とし込み釣りの竿とリール

3.5m~4m程の竿で釣るのがやりやすく、基本的にUガイドという、風に強く、糸フケが出ない、非常に小さいガイドでやります。

目印仕掛けは、ガイドの中に巻き込めないので、糸の出し入れをほとんどしない釣り。
その為、リールはドラグ付(糸がするする出ると持つ手が疲れる)や、小型(出来るだけ軽く持ちやすい為)のタイコリールを使います。

詳しくはこちらで

初心者に向けた、落とし込み釣りの竿とリールの選び方を紹介します。手持ちのタックルで落とし込み釣りが出来ないか?タックルの流用についても紹介していきます。

目印仕掛けのメリット

目印を海面に浮かべてするする~っと餌を落とせるので、より軽い錘が使える為、自然に餌が落とせます。

イガイ(カラス貝)を使ったスライダー釣法が出来る。動画「スライダー釣法でチヌ爆釣」

目で見て楽しい釣り方

動画を見た方はこれやってみたい!と思いませんでしたか?

ウキ釣りと同じで、視覚的にアタリが見えるのはワクワクしますよね。

目印仕掛けのデメリット

竿の長さ以上を探る釣りではない(要するに深い所を探れない)

これについては賛否両論もありますが、基本的に目印+ハリスの長さ(4.5m前後)以上は探らない釣り方です。

竿が長く柔らかいものを使うので、狭い所は攻めれない。

ゴミが大量に浮かんでいたり、油が浮いている時は、目印を浮かべる事が出来ない為、海の状態に左右される。

シンプル仕掛けのヘチ釣り

画像クリックで別窓で動画が再生されます。

浅い所から深い所まで満遍なく攻めれるので、秋~春の深場のチヌも狙える釣り方です。

黒鯛ヘチ釣りの仕掛け

道糸からハリスを繋ぎ、針やハリスにガン玉を打つ、とてもシンプルな仕掛けを使った釣り方。

ラインの変化でアタリを取ったり、竿先や、手元に伝わるアタリを取る釣り方です。

ふくまる大将が実際に使っている物を紹介します。

ヘチ釣り 道糸

ナイロンライン 2.5号

【サンライン】黒鯛ISM 落とし込み黒鯛 MARK−WIN(マークウィン) 100m 2.5号

落とし込みと同じ道糸ですが、ヘチ釣りは落とし込み釣りよりも、目印が無い為、よりマーカー付きが便利になってきます。

ヘチ釣り ハリス

フロロカーボン1.5号

ヤマトヨテグス(YAMATOYO) チヌハリス 50m 1.5号 グレー

こちらも落とし込みと同じものでOKです。

ヘチ釣り 針

チヌ針1号~3号

がまかつ(Gamakatsu) チヌ 2号 黒

使い分けとしては、まずは2号で始めて、アタリがあるけど、乗らないって時は針のサイズを下げて1号にしたり、餌のイガイやカニが大きい時は、3号にしたりします。

基本的に2号を基準に考えれば良いと思います。

ヘチ釣りで使うガン玉

こちらは落とし込みよりも重いガン玉を使います。

ガン玉 B~3B

基本は3Bを使いますが、おいらはこれより重くはしません。
食いが悪い時や、アタリが無い時に2B、Bと下げていきます。

デュエル [HP]ガン玉 3B

道糸とハリスを繋ぐ チチワ結びとチチワ連結

チチワ結び(8の字結び)を道糸側、ハリス側、両方に作り連結させます。
動画のほうがわかりやすいので、どうぞ~。

ヘチ釣り仕掛けの作り方「チチワ連結、ガン玉の位置」

サルカンは使いません。

黒鯛ヘチ釣りの竿とリール

2.4m~3m程の竿で釣るのが一般的で、こちらは落とし込み釣りと違い、糸が出る形状のガイドでやります。

気を付けて欲しいのが、ヘチ釣りには、するすると回る回転性能の良いヘチリール(タイコリール)が必要になってきます。

ドラグ付きのタイコリールは回転性能が悪いので、間違えないようにしてください。

詳しくはこちら

黒鯛(チヌ)のヘチ竿(ロッド)の選び方、ちょっと難しいヘチリールの選び方、手持ちのタックルで流用できるか? 初心者にもわかりやすく詳しく紹介していきます。

実際によくあった質問

youtube「ふくまる大将ヘチ釣り動画」のコメント欄でよくあった質問。

「ヘチ釣りをやっているのですが糸が出なくて困っています」

圧倒的に多かったのがこの質問で、最も多い原因は二つ

・ドラグ付きタイコリールを使っている
ドラグの付いたタイコリールは回転性能が悪いのでヘチ釣りには向いておりません。

・Uガイドの竿を使っている
糸を出しながら釣るのがヘチ釣りの特性なので、Uガイドで糸が出ないのは正反対の竿になります。

・質の悪いヘチ竿を使っている

価格の安いヘチ竿は、ガイドがショボイので、糸抜けが悪く粗悪品が多いので気を付けてください。
安いヘチ専用のロッドを買うなら、まだルアー用のロッドのSICガイドが搭載されている物のほうがやりやすいと思います。

この点に気を付けて、竿と、リール選びを行ってくださいね。

黒鯛ヘチ釣りのメリット

深い所まで探れる!目印落とし込み釣りと違い、底まで攻める事ができます。

秋~冬はあまりチヌが浮いていないのでヘチ釣りが主流になります。

もちろん浅い所も問題なく攻めれます。

竿が短い為、狭い所を攻めれる(少々強い竿が必要になります)

黒鯛ヘチ釣りのデメリット

ありません!っと言いたいくらい万能な釣り方です。

シンプル故に欠点が少ないのですね。

しいて言うならば、足場が高い所は竿が短い為、海面と糸の距離が離れる為、強い風が吹くと釣りにならない事もあります。

黒鯛(チヌ)ヘチ釣りのアタリの取り方と、落とし方が分からないと、質問が多かったので、動画とこちらで解説していきます。 動画内にヒットシーンを集めた映像もあるので、感覚を掴んでもらえると思います。

動画で見る「ヘチ釣りと落とし込み釣りの違い」

ヘチ釣りと落とし込み釣りの違い【タックルの流用】

タックル説明もしていますので、是非ご覧ください。

まとめ

落とし込みとヘチ釣り、やる事は同じ!

竿、リール、仕掛け?難しい・・・・・
初めての方はそうなりますよね、安心してください!竿やリール、仕掛けは違えどもやる事は同じなんです。

軽い錘(ガン玉)で際に餌を落とす

どれくらい軽いガン玉を使うのか?
G5(0.16g)~3B(0.96g)
この軽いガン玉というのがとても重要で、3B以降の重い錘にしたらほとんど食ってきません。

落とし込み、ヘチ釣りどちらも際20㎝以内に落とすことだけを考えればOKです。

ただそれだけなんです!本当にそれだけ!

ふくまる大将が初心者におすすめするのは

「ヘチ釣り」をおすすめします。

理由は、目印落とし込みの場合は出来る期間が短い!
チヌが浮いている時期も初心者の方にはわかりにくいだろうし、折角、竿とリールを買ったのに、「今はもう目印の時期じゃないで」とか言われたらそこで、躓いてしまいますよね。

なので、万能なヘチ釣りから初めてみてはいかがでしょうか。

落とし込み釣りは堤防の際(ヘチ)を歩き回る釣りなので、ライフジャケットは必ず身に着けるようにしましょう。

コメント

  1. […] まずは入門編を熟読の上、タックルをそろえることに。 […]