まいど!ふくまる大将どすえ!
チヌ落とし込み釣りとヘチ釣りの動画で、コメントが多かったのが、このロッドで落とし込み釣り出来ますか?スピニングリールでヘチ釣り出来ますか?等の手持ちのタックルで出来ないかとの質問。
ここでは真昼にルアータックルとワームで、完全ルアーフィッシングでの黒鯛を釣りあげる方法を紹介します。
目次
岸壁黒鯛ゲーム(ガンクロ)
チヌの落とし込み・ヘチ釣りをルアータックルとワームのフォールで食わせる釣り方。
要するにチヌ落とし込み釣りを、専用タックルなんて持ってないよ!ルアーでやっちゃえ~!という事なのです。
やり方はほぼ同じで、使う竿、リール、餌が違うだけです。
落とし込み・ヘチ釣りの基本、際に自然に落とせば、ワームであろうが、餌であろうが黒鯛の習性で食ってくるという訳です。
この釣り方は、いつも利用させて頂いている、神戸沖堤防渡しの神戸松村渡船の松村船長がこんな釣り方で釣れるよと言っていたので、再現してみました。
長年落とし込み釣りとルアーフィッシングをやっているので、やり方はすぐにピンっと来て初釣行で釣果を上げる事が出来ました。
まずは動画から、こんな感じで釣れるよ。
ガンクロ タックル 仕掛け
ガンクロゲーム ロッド
8f~9fのシーバスロッド
柔らかめのほうがやり易いと思いますが、とりあえずは持っているロッドでやってみるのが良いでしょう。
この辺りがおすすめ シマノ ムーンショット S900L
ソリッドティップ搭載で繊細なアタリを捉えるロッド
【メジャークラフト】クロステージ [ ソリッドティップカスタム モデル ] CRK-902ST
リール
2500~3000番のスピニングリール
はい、どんな物でも構いませんが、ラインの放出がしにくいような安価すぎる物はやめた方が良いですね。
安価なリールのおすすめは「シマノ 16ナスキー C3000」
ラインシステム
PEラインにショックリーダーという一般的なルアーフィッシングのラインシステムです。
PEライン
8本よりのPEライン 0.8号
結構重要に感じたのがPEラインで、4本よりのゴワつくPEラインだと後少しラインを出したい時に引っかかるので、8本よりのしなやかなPEラインをおすすめします。
何度も釣行してると、糸の放出が悪くなってきますが、そんな時はシリコンスプレーでメンテナンスがおすすめです。
ショックリーダー
フロロカーボン4lb~6lb
初心者の方は6lbがおすすめ。
長さは1mほど取っていればOKです。
PEラインとショックリーダーの接続はノットを使ってくださいね。
ヤマトヨテグス(YAMATOYO) チヌハリス 50m 1.5号 グレー
針とガン玉(オモリ)
針:がまかつ(Gamakatsu) チヌ 2号 黒 12270
オモリ:ガン玉B~3B
ガン玉の重さがかなり重要で、よほど風が強かったり、流れが速くない限り3Bより重いガン玉は使いません。
これは自然に落ちてくる餌に食らいつく黒鯛の習性を利用した釣り方なので、早くワームが落ちてしまうと食わなくなる為です。
軽い錘ほど風に煽られたりしてやりにくいですが、軽い錘ほど食いは良いので、風が無くやり易い時はガン玉Bで、少しづつ重くしていくのが良いですね。
ガン玉の打ち方
図の様に針に打ちます。
ワーム
動画を見ての通り、どんな形でもいいんです!
落としやすい形になりやすいワームを選ぶのと、匂い付きが良いですね。
ジャッカルベビードラゴン
動画で実際に釣れていたワームが、ジャッカルベビードラゴンです。
半分にして、1つのワームで2個使えます。
手足は全部ちぎったほうが、際をキープ出来て落としやすいですよ。
ガルプはやっぱり最強だった
これが一番おすすめ!
言わずと知れた、匂い付きの最強ワームのガルプ、このワームが一番アタリが多いように感じましたね。
画像は、ガルプサンドワームをちぎって針に刺してます。
こんなんで、ほんまに食ってくるの?
動画の通り食ってくるんです。
初めての方、いや・・・釣りに精通してる方ほどおかしいと思うのではないでしょうか。
騙されたと思ってやってみてくださいね。
ガルプはめっちゃ釣れますから!
ガルプはワームがスポンジのような素材で出来ているので、ガルプ液の吸収が良く、匂いが持続するのが素晴らしい所なのです。
カラーはあまり関係ないように思えましたので、拘るなら黒系(イガイ色)と白系(フジツボ色)を使うと釣れる気がするのではないでしょうか。
実際、赤や緑でも食いに差はないと感じました。
Berkley(バークレイ) ガルプ! サンドワーム 4インチ イソメタイプ 太身ミニバッグ ゴカイ
釣れすぎ!ヤバイ!?疑似餌(ワーム)を発見したよ。
詳しくはこちら
ガンクロゲーム 釣り方 落とし方
至って簡単、際に落とすだけ。
落とし込み釣り・ヘチ釣りも同じ事を言ってますが、基本原理は同じです。
際に軽いオモリ(ガン玉)でワームを落とせば食ってきます。
どの落とし方も必ず岸壁の際20㎝以内にワームを落としてください、これが重要ポイントです。
では、落とし方を説明していきます。
竿先で落としていく方法
動画で実際に釣っていた方法で、あらかじめ5mくらい糸を出しておいて、ストロークだけで落としていきます。
竿先で糸を張らずフケさせず落としていくのがコツとなっています。
ラインを浮かべてアタリを取る方法
ラインを海面に浮かべて自然に落としながら、ラインの変化でアタリを取っていきます。
ラインがススーっと走ったり、止まったり、ピッっと震えたりする変化があります。
落とし込み釣りのように、目印がないので少し見づらいのが難点。
ヘチ釣りと違うやり方としては、ちょっと際にキャストしてラインを浮かべてみたりするのも良い方法です。
【動画】 目印のアタリの出方、動き方
落とし込み釣りの目印ですが、参考にどうぞ。
リールから糸を少しづつ出していく方法
スピニングリールなので、比較的糸の放出はしやすいです。
糸が足りなくなったら、竿先で煽って糸を出すのではなく、手で出すようにして、ワームを上げないようにしてください。
黒鯛は落ちる物には好反応ですが、不自然な上にあがるような物には反応しません。
途中で止まるのはまったく問題ないので、安心してゆっくりと糸を送り出してくださいね。
どんな落とし方でも際に落とせればOK
ここに書いてある方法でなくても、際からワームが離れずに落とせれば、黒鯛は食ってきます。
固定概念に囚われずに、自分のやり易いやり方でやると良いと思います。
ヘチ釣りの落とし方ですが、あまり変わらないので参考にしてくださいね。
ガンクロゲームについての考察
落とし込み専用タックルではなく、より手軽にルアータックルで際に着いた黒鯛を釣るという、斬新な釣り方の岸壁黒鯛ゲーム。
餌とワーム、どちらが釣れるかといえばそれは餌ですよ、間違いありません。
専用タックルとガンクロ、どちらがやりやすいかと言えば、専用タックルと言い切れます。
ですが、餌の採取も要らない、シーバス釣りに行ったけど、落とし込み釣り師がバンバン黒鯛を釣り上げていたりした時に、今持っているタックルで釣れるかもしれない、そんな手軽さが売りだと思っております。
まだ出始めの釣りなので、もっと掘り下げていけば、専用タックルとの差が縮まるのは間違いないと思っています。
黒鯛の釣れる時期さえ掴めば、結構簡単に釣れる魚なので、ルアーフィッシングを今やっている方は是非ともやってみて欲しい釣りですね。